今回は、スペインワイン産地の中でも、1、2を争う大人気のワイン産地、La Rioja(ラ・リオハ州)について書いていきたいと思います。スペインワインの宝庫として世界中で愛されているリオハのワイン。とても魅力的な産地なので、ぜひ最後までお付き合い下さい。
リオハの美しい景観
リオハ州は、北部のカンタブリア山脈からの新鮮な風が吹き抜けるリオハ・アルタと、南部の暖かい地中海性気候が特徴のリオハ・バハ、の2つの地域から成り立っています。この多様な気候と地形は、さまざまなブドウ品種の栽培に適しており、美しいブドウ畑が広がります。
リオハ州はまた、美しいエブロ川の渓谷に位置しており、美しい風景とブドウ畑が調和した景観が楽しめます。特に秋の収穫時期には、赤や黄色に染まるブドウ畑が圧巻です。
リオハワインの歴史
リオハは、ワインの歴史と伝統の詰まった地域でもあります。古代ローマ時代からワインが生産されており、修道院の僧侶たちがワイン醸造に情熱を傾けました。19世紀後半フィロキセラの被害を逃れてスペインに渡ったフランス人専門家の手により銘醸地となりました。
特に注目すべきは、フランスのワイン産地と比べて、リオハがフランス樽(アメリカンオーク樽)で熟成させる独自の製法です。これがリオハワインの個性を形作り、国際的な評価を受ける要因の一つです。
リオハワインの特徴
リオハワインは、赤、白、ロゼのさまざまなスタイルで製造されており、その中でも特に注目すべきは赤ワインで、リオハ全体の生産量の約88%を赤ワイン占めています。テンプラニーリョ、ガルナッチャ、グラシアーノなどのブドウ品種が使われ、フレッシュでフルボディ、複雑な風味が特徴です。白ワインはビウラ、マルサネア、ガルナッチャ・ブランカなどの品種を使用し、新鮮で果実味のあるワインが楽しめます。
1991年、ラ・リオハ州はスペインで初めてD.O.Ca.に認定され、スペインを代表するワイン産地となりました。
リオハでのワイナリー巡り
リオハ州を訪れるなら、ワイナリー巡りは外せません。リオハには数多くの伝統的なワイナリーや新進気鋭のワイナリーが点在し、ワイン製造のプロセスを見学できます。さらに、試飲ツアーではリオハワインの多彩なスタイルを楽しむことができます。
まとめ
リオハ州は、その美しい風景、歴史あるワイン文化、そして多彩なワインでスペインワインの魅力が詰まった地域です。リオハワインは、スペインワインの中でも特に国際的な評価が高く、その質と多様性はワイン愛好家を魅了し続けています。もしリオハ州を訪れる際には、美しい風景、伝統的なワイン文化、そして素晴らしいワインを堪能して、この地域の魅力に触れてみてください。また、今回のブログを参考にぜひリオハのワインに触れてみて下さい。きっとリオハワインのとりこになるはずです!
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