ワインと言えば、フランスのブルゴーニュと答える方も多いと思います。ワイン会でもブルゴーニュ地方で作られたワインを提供する事が多いのですが、そんなワインの代表「ブルゴーニュ」について、書いていきたいと思います。
ブルゴーニュ地方
ブルゴーニュ地方はフランスの北東部に位置します。気候は冬寒く、夏は暑く、雨の少ない、半大陸性気候で、南北に300km伸びる縦長な地方です。
ブルゴーニュの特徴
ブルゴーニュのワインは、ボルドー地区の複数品種をブレンドして作るワインと違い、主に単一品種で作られることが多いです。また、産地が地方・地区・村・畑と細かく分割されています。ブドウ品種はシャルドネとピノノワールが、合計で栽培面積の80%を占めています。その為、ブルゴーニュワインで特に品種表記がない場合、白ワインはシャルドネ、赤ワインはピノノワールで作られています。
ブルゴーニュの格付け
ブルゴーニュの格付けは地方名、地区名、村名、畑と細分化され、4段階に評価されます。
- Grands Crus 特級畑(全体生産量の1.5%)
- Premiers Crus 一級畑:基本的には畑名が記載されているが、表記がない場合は複数の1級畑のブドウをブレンド
- Communales 村名:特級畑、一級畑に格付けされていない畑は、村名の他に畑名を記載OK
- Regionales 地方名・地区名(全体生産量の51%)
ブルゴーニュの特級畑のワイン
ブルゴーニュの特級畑のワインは誰もが一度は聞いたことがある名前だと思います。
・ロマネコンティ
・モンラッシェ
・ジュブレ・シャンベルタン
この辺りはワインに詳しくなくても、耳にしたことがある名前ではないでしょうか。全て特級畑の名前です。
単一品種を楽しむ地域
ブルゴーニュの特徴は単一品種です。細かく畑で格付けがされており、一区画変わるだけでも、ワインの顔が変わり、価格も一気に変わります。単一品種だからこそ、繊細な味わいを楽しんでいただけます。ワイン会では、ブルゴーニュワインを定期的に提供しています。品種ごとのワイン風味、同じ品種でも村や畑での味の違いなど、ぜひ単一品種ワインの魅力に触れてみてください。
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