ここでは、そもそもワインって何なの?について、統計データやワインの特性について書いていきたいと思います。
ワインの分類
日本のお酒の法律(酒税法)では、お酒とは、15℃の状態でアルコール分1度以上の飲料と定義されています。その中で、お酒は3つの製造方法に分類されます。
- 醸造酒
酵母菌の働きによりアルコール発酵させ、糖分がアルコールと二酸化炭素に変化し生成されたお酒
(例)果実原料:ワイン、シードル 穀物原料:ビール、日本酒 - 蒸留酒
水とアルコールの沸点の違いを利用し、醸造酒から水とアルコールを分解させることによって造られるお酒
(例)果実原料:ブランデー 果実以外:ウイスキー、焼酎、ウォッカ、ジン、ラム - 混成酒
醸造酒、蒸留酒をベースに薬草、スパイス、果実、糖分などで香味付けをしたお酒
(例)ヴェルモット(醸造酒が原料) リキュール類(蒸留酒が原料)
日本のお酒は以上3つのどれかに入ります。ワインは醸造酒のカテゴリーで、原料は違いますが、ビールや日本酒と同じ製造方法なんですね!
国別ワインの生産量順位と消費量順位
世界のブドウ栽培面積は約750万ha、世界のブドウ生産量は約7580万t、世界のワイン生産量は2.5億hLとなっています。世界で見るとやはりとてつもない生産量ですね。。
国別ワイン生産量順位
あまり知られていないのですが、中国はワイン生産量6位なんですね!
国別年間ワイン消費量順位
世界のワイン消費量は約2.4億hLなので、年間のワイン生産量と比べるとやや少なめなんですね!
ワインの特性と分類
ワインは、言わずもがなブドウ果実を原料として、醸造したお酒の事です。ブドウ果汁中の糖分を直接アルコール発酵させることで作られます。1kgのブドウから搾汁される果汁、ワインの量は約600〜800mLです。そんなワインなのですが、主に4種類に分類されています。
- スティルワイン・・・発泡性のないワイン
- スパークリングワイン・・・発泡性ワイン
- フォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)
発酵の途中や発酵後に蒸留酒を添加し、アルコール分を15〜22度程度まで高めたワイン
→味にコクを持たせ、保存性を高めたワイン(シェリー、ポートワイン、マデイラ等) - フレーバードワイン・・・ワインに薬草、果実、スパイスなどで香味付けを施したワイン
(ヴェルモット、サングリア、レツィーナ)
世界を魅了するワイン
ワインの歴史は古く、時代と共に、様々な場面に登場します。また、様々な用途でワインは活躍していました。このブログでは、そんな歴史にも触れながら、ワインのある生活をより楽しんで頂くきっかけを作っていきたいと考えています。今後も一緒にワインを楽しみましょう。
コメント